西浄寺について

 開基禅林により天正元年ここ海津市南濃町上野河戸に開かれました。

 江戸中期に火事により本堂焼失、再建され現在に至ります。明治初期までは本堂裏に温泉が湧き、賑わったと伝えられています。

 

年間行事

春季永代経      4月第三日曜日
秋季永代経 報恩講  11月第一日曜日
初鐘  修正会    12月31日

(永代経とは)

 永代にわたって(いつまでも)お経(仏様の教え)が子々孫々続いていきますように、お念仏の道場であるお寺が長きにわたり存続し、お念仏の教えが繁栄し続けるようにという願いが込められています。

 永代経は故人の供養のために行うのではありません。永代教えが広まりますようにという故人の願いを受けてお勤めされます。

(報恩講とは)

 浄土真宗の開祖親鸞聖人のご命日11月28日の前後に、報恩謝徳のために営まれる法要です。 年間行事の中で一番大切な仏事です。

(初鐘・ 修正会とは)

12月31日11時30分頃より参集。火を焚きながら柚子茶で暖まり、お鐘を突き共に新年を迎えます。そのあと本堂にて『修正会』。新しい年になり始めてのお勤めをみんなでします。

仏事のご相談

(結婚式)

 無数の人の縁から結びついた不思議。すべては縁によって始まるというお釈迦様の教えの元、二人のこれからの人生を阿弥陀如来へ誓う儀式です。
 司婚者より記念として念珠の授与があります。

(葬儀・法事)

 人はいつかは死ぬという避けられない事実があります。そんな時に必ずなされる仏事。それが葬式、法事です。立派に仏事を行えば亡くなった人が浮かばれるということではありません。仏事は後に残された私たちのためにあります。亡くなった人は何を望むのでしょうか。残された私たちが元気に生きてゆくことです。必ずだれの上にも訪れる終わりの時まで、悔いなく生きられるようまじめに考えるきっかけをいただく機会。それが葬式であり、法事なのです。

 ご事情に合わせご相談に応じます。

合祀墓  

 本来真宗の寺は墓が一つでした。代々の住職をはじめ縁のある人々が一緒に埋葬されました。時代の諸事情も踏まえ、本来の姿に戻すべく合祀墓を建立いたしました。

(墓碑銘)俱会一処
俱(とも)に一つの処(ところ)で会う

墓の相続ができず墓仕舞いをされる方。
一人暮らしでお墓のない方、
縁者が海外など遠方で墓参に来られない方。

納骨は壺より出し、骨のみで致します。
納骨時の読経をいたします。
年2回の永代供養をいたします。

費用  納骨時 一体 50,000円
  永代供養料として150,000円
  後は寄付等一切の費用は掛かりません。
  納骨時に埋葬許可証をご持参ください。

寺の本来の在り方とは

 葬儀や法事を執り行うだけではなく、本来求められている姿は何でしょう。平素から心の拠りどころとして、足を運んでもらえる場でありたいと思っています。

信頼の場を目指して

『一汁一菜の会』
季節の一汁一菜をいただきながら、本音で語れる時間を過ごします。
  11:30 本堂でお勤め
  12:00 お食事
  お茶とお菓子を頂きながら感話

『料理教室』
旬の食材を使用します。季節折々の食材を料理するなかで、人間の力を超えたところで働く大いなる働き(無量寿・無量光)を感得。
『み光のもと われ今幸いにこの清き食をうく 頂きます』
『われ今この清き食を終わりて 心ゆたかに力身に満つ ごちそうさまでした』

 仏さまはいつも私たちと共に。花や鳥の声に耳を傾け感動するとき。季節の恵みを頂き美味しいとしみじみ感じるとき。仏教は難しいものではなくもっとシンプルで、体感するものではないでしょうか。そんな場を提供したいと腐心してきました。木々の緑や花の香の中で、非日常を味わってください。

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